大分建設新聞

インタビュー

佐藤 憲一さん(大分駅周辺総合整備事務所長)

2008年04月23日
 「このような大きなプロジェクトに参画できることを誇りに思っている。今年は、JR豊肥、久大両線高架の開業、地域高規格道路庄の原佐野線の供用開始など節目の年。工程管理を徹底し着実に進めていく」と意欲をみせる。  昭和45年以降、大型計画推進のために新設された3つの建設事務所すべてに勤務することになった。県内初の自動車専用道路を造った空港道路建設事務所、用地買収で苦労したスポーツ公園建設事務所、そして今回と、それぞれ初めてのビッグプロジェクトに参画できたことを誇りにしている。  大分駅周辺総合整備事業は、大分駅付近連続立体交差事業、庄の原佐野線などの関連街路事業、大分駅南土地区画整理事業からなっている。  今年は、国体開会までに、庄の原佐野線2214㍍の供用開始が重点事業。同路線の上野工区は、8月に久大本線の高架が完成後、1ヵ月以内に既存の久大本線の撤去と舗装工事を済ませなければならない。一方、椎迫交差点8車線化工事などは暫定税率期限切れに伴う措置で発注できていないが「何とか工程管理をしっかりして、国体までに供用開始したい」と意気込む。そのためにも職員には、現場主義に徹するよう求めている。  経営環境の厳しい建設業界には「体質強化のために銀行でも合併する時代。大手業者に対抗するためには、経営力、技術力強化のための合併や業務提携を考えてはどうか。また、型枠や鉄筋など若い現場技術者の育成のため、業界で佐伯の造船技術センターのようなものを作ったらどうか」と業界の奮起を期待。  趣味は、30歳から始めたゴルフ。ハンディはプラス1とプロ級の腕前。日曜日にはコースに出て腕を磨き、大分国体への出場を目指している。  座右の銘は、若い頃、何でも急ぎすぎる性格を直してくれた上司の言葉「淡々と」。仕事もゴルフも「淡々と」をモットーにしている。  豊後大野市朝地町出身。同町でお母さん、奥様と3人暮らし。長男、長女は福岡で独立。56歳。  45年4月、県入り。竹田土木事務所建設保全課長、佐伯土木事務所大入島河港砂防課長、豊後大野土木事務所次長を経て4月から現職。




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