大分建設新聞

インタビュー

川邊 恭冶 さん(川邊土木)

2007年11月24日
 八月一日に新社長に就任したばかり。「現在の政治経済は普遍的かつ流動的で大変厳しい情勢だと思う。景気回復の兆しの見えない今、建設業は大変な岐路に立たされていると感じている。そんな状況下で今の会社組織を受け継ぎ発展させていくことは並大抵のことではないが、苦難、激動を一つの試練として受け止め、総力をあげて邁進したい」。厳しさは承知のうえ。逆風に立ち向かう意欲を感じさせる就任の抱負だ。  それも、安全第一に徹しながら企業体質を強化し、一歩一歩前進の姿勢。「何と言っても安全管理が最優先。企業を守り育てるには、徹底した個々の意識改革と日々たゆまぬ努力の積み重ねだと考えている。安全なくして企業の発展は望めないし、信頼も得られない。地域密着型の企業としての自覚と誇り、そして自信と技術力を向上させる企業となるように日々努力したい」と、まずは基本に忠実な経営方針を貫く構え。  今、特に意とするところは、「ISO取得3年目になり経営方針や品質方針も従業員に浸透してきた。これからも、ISO取得企業としての責任と自覚により日々高品質の製品の実現に向け品質管理を徹底していきたい」そうだ。  現在、同社では、「社会に貢献できる建設会社」を目指して、全社一丸でボランティア活動に協力している。「ごみゼロおおいた作戦」の一環として河川などの不法投棄パトロールや、県災害ボランティアにも社員一人ひとりが自主的に登録し、風水害などの被災地域で救援活動に取り組んでいる。「公共工事減少という厳しい試練の中にあっても、常に元気で明るく、広い視野で物事を見て地域に密着した、なくてはならない企業に育てて行きたい」と、笑顔で語る川邊さん。  昭和三十三年生まれ。臼杵市洲崎の自宅で、奥様と子供5人の7人暮らし。




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