大分建設新聞

インタビュー

浦松 大八 さん((株)浦松建設)

2007年11月24日
 社員全員で20年間、毎年欠かさず愛媛県の石鎚山神社にお参りしているという別府市の(株)浦松建設。このユニークな社員旅行を企画したのは、浦松大八会長(64)だ。会長に、旅行の意義などを聞いてみた。  「目的は、ただ単に工事の安全、社員の安全祈願だけですよ。事業においても欲を張らず、社員の家族、自分の家族の幸せを願って始めたことです。おかげさまで、仕事を始めて以来一度も赤字を出すことなく無借金経営を続けてこれました」。安全ばかりではなかった。やっぱり仕事にもご利益があった?  そもそものきっかけは、会長が子宝に恵まれなかったことから、別府の石鎚本教の参り所の知人にお参りを勧められたこと。試しに参ったところ効果?が直後に表れて、長女を授かり、続いて長男、次女を授かった。その後、その知人は亡くなり、会長が別府の参り所を引き継いで今日に至っている。  浦松建設は、会長が昭和四十年に創業、県内全域を駈け回って、民間住宅や保育園などをコツコツと手掛けて信用を築き、20年足らずで建築A級にランクされるまでになった。現在は、弟の傳(つたえ)さんが社長を継いでいる。  「一流企業や有名人の自宅などを積極的に手がけ、利益を考えずに、高品質なものを提供してきた。それが会社の知名度を上げ、信用にもつながった。お客様を満足させることを今でも基本にしています」と経営理念を語る。  福祉やボランティア活動にも積極的な会長。社会福祉法人平安会の理事長を務め、「サッカーのことは良く知らなかったんですが、溝畑社長の熱意に打たれ、大分県のためにと思って協力しました」と、苦境にある大分トリニータをスポンサーとして支援している。  趣味はゴルフで、空いた休日はだいたいゴルフを楽しんでいるとのこと。




取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP