大分建設新聞

インタビュー

豊國建設(株)

2007年11月20日
 豊國建設(株)(大分市城崎町・池邉健太郎社長)が施工した「大分市宮崎終末処理場建設工事その13」が、日本下水道事業団(板倉英則理事長)の十八年度優良工事に選ばれ、表彰された。全国817件の選考対象工事のうち10件が選考され、九州で選ばれたのは同工事だけだった。  この工事では、手狭になった既存の電気棟を更新した。1階が電気室と自家発電室、2階が中央監視室で、階高が比較的高いRC2階建て、延べ床面積496.83m2・。施工に先立って、品質管理を十分に検討し、工期内に無災害で、出来ばえも良好に完成させ、特に総合的品質に優れていたとして選定された。  池邉社長は、「受賞は、予想もしていなかった。突然連絡をいただいて驚いた。本当にうれしい。九州で我が社のみが受賞したいうことは、大変名誉なことで、誇りに思っている。社員と喜びを分かち合いたい」と笑顔いっぱい。  受賞に至るまでのポイントは、「特にこの現場だけというわけではなく、日頃からISOにのっとり、安全パトロールなどを欠かさない。現場の担当者らが、常に頑張ってくれている結果だと思う。技術力や品質管理、安全管理能力は個人差があるが、会議や講習などで全体のレベルをより高めることが重要だと考え、実践している。今回の受賞は、日頃からのこうしたやり方が実ったものと受け止め、これからも、さらに前進を目指して頑張りたい」。日々努力の人だ。  趣味は囲碁と陶器鑑賞、石の収集。「陶器は奥が深い。博物館でその陶器を観ながら、どういう時代につくられたのかとその背景を考える。石も同じ。もともと小さい頃から好きだったのだが、長い時代を経て、今、自分がその石を観察している。本当に奥が深くきりがないが、まるで知らない世界をのぞいているようで面白い。時間に余裕があるなら、もっともっと多くの物を見に行きたい」。こう話すときは、少年のような目。  最後に「今後も、何事においても一層の努力をしていきたい。あそこは技術がいい、あの会社に任せておけば安心できると、全てのお客様に言われるような会社になりたい」と、やる気満々熱い気持ちを語った。




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