大分建設新聞

インタビュー

深水 理恵さん(佐伯鶴岡高校教師)

2007年11月20日
 県内で土木科がある高校は、大分工業、日田林工、中津工業、佐伯鶴岡の4校。そこで働く専門教科の教師は約30人。その中の紅一点が佐伯鶴岡で3年生の担任をしている深水さん。  土木の専門教科の先生の道を選んだきっかけは、生まれが「土木の日」だったことも手伝っているのか?。「大学(長崎大学工学部土木工学科)最後の土質力学が面白く、この面白い土木のことを若い人にうまく伝えたかった。もっとも土木の日が11月18日と知ったのは、教職に就いてからですけど」(笑)。  初任は日田林工、佐伯鶴岡では6年目を迎える。「この仕事をやっていて一番うれしかったのは、教え子の結婚式に呼ばれたことです」と言うが、ご自身のほうは、1児の母としても充実の毎日。「昨年は、今1歳6カ月の女の子ができたので、1年産休でお休みしましたが、今年4月から職場に復帰し3年生の担任として進路指導に取り組んでいます。休んでいた分、この仕事が、余計に新鮮に感じてます」そうだ。早くこれといった専門分野を決め、研究に取り組んで生徒に還元したいとも。  生徒や建設業界にこう望む。「やはり、希望のところに全員一発合格をしてほしいですね。そのためにも、業界の方々には、高卒者の採用枠を広げてもらいたいですね。厳しい状況はわかりますが、せっかく土木を勉強しても、就職の門が狭いために、土木以外に職を求めるケースが増えています。後継者を育てる意味からも、ぜひお願いします」と力を込めた。  何しろ多忙だ。「正直言って仕事や子育てなどに忙しく、週末は寝るのがうれしいので、趣味など考える余裕がない。少し余裕が出来たら、家族揃ってのドライブに行ってみたいですね」。  ご主人も高校(佐伯豊南)教師。教師、主婦、お母さんの”3足のわらじ”を履いて、毎日奮闘するスーパーウーマン。佐伯市在住。




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