大分建設新聞

インタビュー

(株)トライアクシス

2007年11月20日
  同社(大分市中春日・山先浩雅社長)は5年前、クリーンシャワーコーティング(銀系光触媒)を開発し、販売・施工をしている。  クリーンシャワーコーティングとは、酸化チタンの光触媒作用と銀の抗菌作用を利用した安全で容易な環境浄化コーティング材。コーティングすることにより、防汚・抗菌・脱臭・浄水・空気浄化の効果がある。病院や飲食店などでは、院内感染や食中毒が問題になっているが、「院内感染がゼロにはならないが、感染源を抑圧することでゼロに近づく施工を提案します」と山先社長。  最近ではパチンコ店などでも使われている。タバコの臭いを和らげ、環境に敏感な女性が利用しやすい快適な空間を提供している。県内での施工実績は120件を超えた。  通常の光触媒は、光を当てることによって有機物を無機物に分解する。ところが、光が当たらないと効果を発揮しないという欠点がある。しかし、同社のクリーンシャワーコーティングは銀系光触媒のため、銀イオンの効果で光が当たらない場所や時間でも抗菌、消臭効果が持続する。山先社長は「うちのコーティングの最大の特徴は、銀をまぜていること。トイレやユニットバスなどの暗いところでも効果を発揮できる」と製品に自信を持つ。  「うちの製品は、養生なしで吹付けの施工をするため、他のメーカーよりも単価を安く設定している。今後は、住宅メーカーなどに、風呂、キッチン、トイレなどに採用してもらえるよう働きかけていきたい」と意欲満々だ。  問い合わせは、(株)トライアクシス(TEL097〈532〉0222)まで。




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