大分建設新聞

インタビュー

菊池電氣工業(佐伯市)

2007年11月16日
 「夜桜に光りあてたる名所かな」。佐伯市米水津の浦代峠で、花見期間中の一週間、夜桜のライトアップが行われた。そのボランティアを買って出たのは佐伯市の菊池電氣工業。  ライトアップを企画したのは、市米水津振興局と米水津商工会青年部。県道色宮港木立線の米水津中心部から浦代トンネルまでの沿道にある数十本のサクラは、古くから地元の人たちに親しまれている。合併を機に、ここを桜の名所として広くアピールしようと、振興局が電気工事業者などに協力を呼びかけたところ、菊池電氣工業が「よっしゃ」とばかりにボランティアでライトアップを引き受けた。  「市内では、ここのサクラの開花が一番早く、こういった形でアピールするのはタイムリー。旧市町の頑張りが新市発展のカギといえますから、少しでもお役に立てばと思い引き受けました」と、社長の菊池有二さん。  ライトアップは、約百・の区間。午後七時から午前一時まで、7つの投光器を使って行われた。白く浮かび上がるサクラの美しさに通りがかりの人も道路脇に車をとめてうっとり。旧佐伯市などからも、大勢の見物客が訪れたという。  菊池さんは「公共事業で生きている会社ですから、地域や社会に何かお返しをしなければと常々思っています。今回は、急に決まったこともあって、投光器などは雑賀リースさんに協力してもらいました。9市町村が一緒になった県下最大数の合併で佐伯市の今後が注目されていますし、市のアピールに役立つようなら、今後も協力を惜しまないつもりです」と話している。  同社は、従業員13人。菊池さんの言う通り従業員ともども地域、社会貢献活動には熱心で、老人ホームに贈り物を届けたり、毎年、大分国際車いすマラソン大会や大分合同福祉事業団に寄金を続けている。




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