大分建設新聞

インタビュー

三重野 強さん(角信塗装(株)〈大分市〉)

2007年08月18日
 大分市萩原の角信塗装(株)で主任技術者として働く三重野強さんがこのほど、九州地方整備局が発注した橋梁耐震補強工事の優秀建設現場従事者として栄えある局長表彰を受けた。  表彰対象となったのは、別府の明大工業(株)が受注した山ノ釣橋外1橋耐震補強工事の中の炭素繊維接着工で、施工を担当した三重野さんの技能職工としての高い技術力が九地整に評価された。  三重野さんが橋梁補修の分野を選んだのは、「社長が大学の柔道部の先輩という縁で、この会社に入ったんです。入社当時、会社は橋梁補修分野では先駆け的存在でした」ときっかけを話す。  社長の小谷信二さんは、社員の技術力向上に投資を惜しまない人で、三重野さんが入社以来数多くの資格を取るのにも、全面的に支援している。「1年間橋梁補修の大手専門業者に修行に出させてもらったこともあります。社長には感謝してます。今回、局長表彰を受賞できたのは、元請けの明大工業さんの下地処理の良さや、担当者との連絡が密にとれたことなど、環境に恵まれたことが最大の要因でした」と三重野さん。関係者への感謝を忘れない。  まじめ一徹といった印象の三重野さんに小谷社長は、「本音を言えば、もう少し受注価格(収支)を考えてほしいけど、常に品質第一に施工してきたからこそ賞をもらえたんだろうから、文句は言えません」と三重野さんの職人気質には満足の様子。今後も、社長の理解と自身のまじめさですばらしい施工を続けてくれそうだ。  大分市小池原に奥さんと子供2人と暮らす。休日はもっぱら子供のサッカーチームの応援とか。昭和43年8月生れの40才。




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