大分建設新聞

インタビュー

大石 順一郎さん(日田土木事務所長)

2007年06月09日
 生まれは佐伯市で、現在は大分市内に住み、単身赴任している。「日田は初めてで詳しくは知らなかったが、豆田町などの古い街並みは歴史を感じることができて、とても雰囲気がよい」と印象を話し、「日田に赴任し気持ちも新たに、行政の立場から住民のために最善を尽くしていきたい」と初心を語る。  事業予算はピーク時に比べ半減するなど厳しい状況下、管内事業の取組みについて「国庫補助の約85%は、道路改良事業と都市計画事業。県が進めている”おおいた土木未来(ときめき)プラン2005”の数値目標はその地域によって事情が異なるが、日田市の場合は道路改良率が県内で最も低い。道路整備を促進して、この改良率を上げるのが当面の大きな課題。道路パトロールや住民からの通報でも落石に関するものが50件余りあるなど、今後早急に取り組まなければならない個所が多い。各地区期成会からの意見、要望なども取り入れながら、地域事情や企業立地なども考慮に入れ、地域への貢献度の高い改良事業から進める必要がある。そのためにはどこから始めるのが適切か全体で検討し、最善の事業計画を策定しなければならない」と今年度方針の概略を示す。  こうした情勢の中、職員の役割・任務もますます重要性を増すわけだが、「目的意識を持つことが重要。自分の役割を認識し、事業の目的や結果と効果を確認する。事業計画の策定においても結果と効果を重視し、『住民のため』を意識して取組んでもらいたい」と目指す職員の姿勢を語る。  好きな言葉は「独慎(ひとり慎むという意味)。人に見られているから何かをするのではなく、独りの時こそ自分を磨くことが大事」、自分ひとりで成しえるものはなく人に支えられて自分があると言い、人への「感謝」の気持ちを忘れずにいたいと話す。   趣味はゴルフ。「20年余りやっているけど、ハンディ通りのゴルフがなかなかできない」と苦笑い。県内のゴルフ場はほとんど回ったそうだ。  略歴  昭和47年、県職員に。初任は道路課。大分土木事務所次長、農林水産部漁港漁村整備課課長を経て、この5月、現職。




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