大分建設新聞

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別府八湯を次世代へ 小俣会長が温泉講演会無料

行事・講習会・表彰別国地区
2026年02月24日
 大分みらい信用金庫の「みらいしんきん同友会3支部(山の手、南、本店)」は19日、別府市公会堂で「別府八湯を語る、温泉と水の深秘」の講演会を開いた。講演者は㈱小俣電設工業(別府市堀田)の小俣勝廣会長で、市民ら約200人が参加した。
 小俣会長は1977年に同社を創業し、長年にわたり別府市内のライフラインを守っている。2011年に発生した東日本大震災を受け、別府の地熱を利用した地熱バイナリー発電に取り組み、14年に市内2カ所で発電を始めた。
 小俣会長は「別府の温泉の歴史は古く、849年に温泉があったと記録があり、江戸時代に砂湯ができた。市内に泉源は約2800カ所ある」と話し、別府八湯(浜脇・別府・観海寺・堀田・明礬・鉄輪・柴石・亀川)の特長をそれぞれ紹介。また、市内を流れる水系を説明し、飲料水の質は高く、量も豊富だとした。
 そして、地熱バイナリー発電について触れ、「海外視察団が50カ国から来るなど、注目度は高かった。しかし、配管のメンテナンスや発電機のトラブルなど課題も多かった」と継続して運転する難しさを経験した。そのため、「毎日、おいしい水が飲める、家の温泉に入れるのは、配管や泉源の維持管理に携わる多くの人がいるかだ」と強調した。
 最後に、温泉資源の枯渇のリスクは、自然的なものと人為的なものがあり非効率な利用、噴気や温泉の過剰採取、無計画な乱開発などをすべきでないとして「神様からの贈り物である別府八湯を次世代へ繋ぐのが、私たちの責任である」と結んだ。
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