大分建設新聞

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中九州横断道路の早期開通を 竹田市で産業の未来語る無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2026年01月08日
 大分、熊本両県と中九州・地域高規格道路促進期成会(松嶋和子会長・阿蘇市長〈両県の15市町村で構成〉)は昨年12月25日、竹田市で「中九州横断道路広域シンポジウムin竹田2025」を開催した。道路の早期全開通を目的に中九州道が果たす機能・役割と産業の未来などが話し合われた。
 大分県側では、1月15日から県内で未事業化区間となっている大分―犬飼間の具体的なルート、中間のICの位置を示した都市計画素案の説明会が実施される。これにより事業化に向け大きな前進が期待され、県も同道路の用地取得、埋蔵文化財調査に必要な体制を整備する。
 一方、熊本県では半導体産業の集積に伴って、新生シリコンアイランド九州の実現に向けて大きな役割を担う道路であるほか、観光地へのアクセス向上、農産物の安定的かつ迅速な輸送が可能―とする。
 シンポには、両県知事、沿線の市町村長、地元選出の国会議員・県議市議らをはじめ、国土交通省など行政関係者、地域住民から約600人が出席。
 基調講演では、半導体製造機器関連で㈱スズキ(大分市)の鈴木清巳社長がアプリケーションを創出する街づくりを話したほか、パネルディスカッション「中九州横断道路への期待と効果」で、熊本大学大学院の円山琢也先端科学研究部教授をコーディネーターに、両県から観光・農業・半導体・経済の各分野の専門家が多角的な観点で地域の産業を一つに結びつける本道路整備の意義について意見交換し、来場者は熱心に耳を傾けていた。
 佐藤樹一郎知事は「大分―犬飼間の早期事業化に向けた機運醸成、事業着手に必要な手続きの一層の加速化に努める」と強調。
 木村敬熊本県知事は「一番大事なのは、災害時の迅速な避難を可能にする『命を守る道』の機能だ」と指摘した。
 最後に、豊肥・地域高規格道路建設促進期成会長の土居昌弘竹田市長が音頭を取り、「頑張ろう」を三唱してシンポジウムを終了した。
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