大分建設新聞

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最優秀賞は佐原さん 家具デザインコンペ’25無料

行事・講習会・表彰県内全域
2025年12月24日
 県インテリア設計士協会(近藤正一会長)は22日、「第14回インテリア設計士の家具デザインコンペ2025」で、県立芸術文化短期大学専攻科造形専攻1年の佐原愛音さんが最優秀賞を受賞したと発表した。
 同協会がインテリア・建築文化の発展と若い学生たちのインテリアへの関心を高めるため実施しており、対象は九州各県の同協会会員と高校生、専門学校生、大学生。採点方法は、全ての応募作品を同一基準で審査している。
 今回のテーマは「進化する和風家具」。新築住宅には和室などが少なくなっているが、日本のミニマムと北欧の温かみあるデザインが融合した「ジャパンディ」など、和風の概念が進化し世界的な広がりをみせている。未来の「和」の進化を予感させる家具、とのテーマ作品を募ったところ、各県9校から94点の作品が寄せられた。
 最優秀賞を受賞した佐原さんの作品「組棚」は、和風家具のかたちを形態に求めるのではなく、軸組という構法によって体感させる仕掛けが秀逸。角材に穴を開けるだけのシンプルなパーツを、継ぎ手仕口のイメージをもつさまざまなジョイントで、用途やスペースに合わせて組み上げていくことで、前衛的ながらも不思議さと伝統的な雰囲気を持つ家具が構成されていく。実際にモックアップも作り上げており、解説するプレゼンテーションが分かりやすく非常に優れていた。
 近藤会長は「九州内に限定することで、地域のインテリア・空間デザイン・建築文化の発展につながると考えている。来年度以降も継続し、各学校でのデザイン教育に役立て、積極的な取り組みを期待している」と話した。
 入賞者は次の通り。
▽氏名(学校名、学年)=作品名
 ◇最優秀賞
▽佐原愛音(大分県立芸術文化短期大学専攻科造形専攻1年)=「組棚」
 ◇優秀賞
▽舩島みずき(熊本デザイン専門学校建築・インテリアデザイン2年)=「ぬくもりを結ぶ」
 ◇優秀賞
▽谷口美桜(日本文理大学建築学科3年)=「廻扇」
 ◇佳作
▽三笠愛華(八代工業高校インテリア科3年)=「しなりんバンブー」
▽高見佑希奈(熊本工業高校インテリア科2年)=「MADOI Table」
▽薗田吏生(加治木工業高校建築科3年)=「和室へんげ ~時間×心情~」
 ◇JIA賞
▽田原ひなの(大分県立芸術文化短期大学専攻科造形専攻1年)=「杉眠ドーム」
 ◇建築士会賞
▽勇姫菜(熊本デザイン専門学校建築・インテリアデザイン2年)=「移」
◇奨励賞
▽上田聖大(熊本工業高校定時制建築科4年)=「静寂の石庭」。
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