大分建設新聞

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佐賀関火災現場をパトロール 災害防止対策、確認〈大分労基署ら〉無料

行事・講習会・表彰大分地区
2025年12月09日
 大分労働基準監督署の松島昌彦署長、阿南宏幸安全衛生課長、建設業労働災害防止協会県支部の石川雅久専務理事らは5日、大分市佐賀関田中地区の大規模火災現場を訪れ、現場内をパトロールした。復旧・復興へ向け、がれき処理や損壊した家屋の撤去作業などが始まる前に、どのような災害防止対策が必要かなどを確認した。
 石綿があった場合に備え、松島署長らは防塵マスクを着用し、大分市消防団下浦分団第3部の車庫前の小道から現場内に入り、焼失した家屋や建物の状況、現場内の道路、現在行われている作業の安全対策などを細かく確認した。
 松島署長は「現場の被害状況は想像以上。多くのがれきが散乱しており、その中にはスレートなどの建材が見られ、今後、作業する業者が撤去することが予想される。目視では判別できないが、スレートなどの建材には石綿が含まれている可能性がある」とし、石綿による暴露防止のため破損させない処理方法や防塵マスクの着用を呼び掛ける必要があると強調。
 また、くぎなどの踏み抜きを防止する安全靴、丈夫な手袋の着用など、安全作業のための服装を徹底し、重篤な災害につながる建物倒壊による災害防止も重要とした。その上で「今後も大分市と連携しながら、受注業者へ労働災害防止の周知徹底をし、市との合同パトロールなどをしていく」と述べた。
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