鶴崎工業高校で12日、県建設産業女性人材確保・活躍推進事業「Ｂｕｉｌｄｙ（ビルディ）」の出前講座があった。同校建築科２年生36人を対象に、建設産業の魅力や地元の建設業者、新４Ｋを知ることなどが目的。
　職業講話では、㈱野村建設の板井愛夏さん、柴田建設㈱の御手洗希海さんが、就職したきっかけや建設産業の魅力について話した。
　板井さんは「将来どんな建物に携わりたいかを考えて自分の進路を決めてほしい。途中で進路変更は時間を無駄にする。学んだことを生かせるように考えて」とアドバイス。御手洗さんは「分からないことばかりの職場は伸びしろしかない。できることが増えると自信になり仕事が楽しくなる」と自身の経験を話した。
　その後、㈱ラックワイド、㈱高山組、角栄建設工業㈱の社員も加わり、五つの班に分かれてグループワーク。「残業はあるの」「給料はどれくらいもらえる」「休暇はとれるの」「社内恋愛はあるの」などさまざまな質問を各社担当者に投げ掛けた。「取ったほうがよい資格は」との質問に、担当者は「取れる資格は全て取ったほうがよい。全てが自分の強みになる」などと答えていた。
　生徒を代表して岡田悠志さんが「これを機会に進路についてもっと考えていきたい」と感想を述べた。