大分建設新聞

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大分川の災害と地域学ぶ 昭和28年西日本水害教訓に無料

行事・講習会・表彰大分地区
2025年11月06日
 大分河川国道事務所は先に、「流域治水を学ぶフィールドワーク」を開き、九州コンサルタント㈱・大分工業高校土木科・大分大学などの学生や関係者41人が参加した。「おおいた流域治水プロジェクト」の一環で、河川の機能や利水と併せ、災害の教訓や災害に備えた防災・減災対策を学び、災害を自分事として捉えること(自分事化)を目的としている。
 開会式では、同事務所の平岡博志副所長と㈱九州建設コンサルタント流域計画第2チームの末松誠二リーダーがあいさつ。大分工業高校の河室帆久斗さんが「大分川の災害と地域の特性を学びたい」と意欲を語った。
 参加者は初めに宮崎排水機場を訪れ、浸水被害を防止するための役割や重要性などの説明を受けた後、大分川下流域に移動。下流域では地形を見ながら堤防から宗麟大橋まで歩き、昔の航空写真との違いを確かめた。
 午後からは賀来川下流部に移動し、洪水対策の霞堤の見学や河川改修事業の取り組みなどの説明を聞いた。
 最後に「昭和28年西日本水害」を教訓に建てられた挾間町の日吉神社自然災害伝承碑を訪れ、フィールドワークを終えた。
 参加した高校生の就職内定先はさまざまだが、「それぞれの立場でやるべきことをやる」と、改めて水害リスクの自分事化を意識していた。今後は、学んだ知識を次世代に伝えるほか、大分川の模型作りなどの授業を計画している。
 大分工業高校土木科主任の松岡慎一郎教諭は「治水とはダムのイメージだったが、街中に住んでいても影響がある。流域治水の意識が変わった」と話した。
 大分市は被害の軽減、早期復旧・復興などのため、特に浸水被害が発生する35カ所に水害カメラを設置している。カメラはライブ映像で常時公開されており、夜間でも鮮明に確認できる。
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