大分建設新聞

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地元の農業水利施設を学ぶ 竹田市荻小が社会科見学無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2025年10月03日
 竹田市立荻小学校(森陽子校長)は先に、4年生(9人)を対象に、荻柏原土地改良区などの協力で社会科見学を行った。自然や歴史に触れながら、県内でも有数の農業生産地を支える水利施設にや関心を深めた。
 初めに、同改良区管理工務課の高橋将さんと動画を見ながら、荻町の地形と先人の努力、農業用ダムや水利施設が農業に役立っていることなどを学んだ。
 児童は同改良区が管理する第二幹線水路(1926年完成)に移動。白水の滝から取水していることや、水門の役割などを聞いた後、水を止めた水路の隧道(延長111㍍、高さ175㌢)を歩いて見学した。
 児童から「水路が壊れたらどうするの」との質問があり、髙橋さんは「改良区の人たちが定期的に点検して壊れないようにしている」などと答えていた。
 最後に児童代表の白石徠人さんが、「水路の大切さを感じた。水が流れるのを見てびっくりした」とお礼の言葉を述べた。
 社会科見学には、同改良区のほかに市農林整備課、大野川上流地域維持管理協議会、県大野川上流開発事業事務所などが協力。同小では9月18日に大谷ダム(熊本県高森町)と小水力発電所を見学しており、今月20日には、大蘇ダム(同県産山村)ほ場の見学会を予定している。
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