大分職業安定所は９月26日、大分労働局（秋山雅紀局長）が新たにユースエール企業に認定した佐藤土木㈱（大分市、平島武士社長）への認定通知書の交付式を同社で行った。県内では23社目、同所管内では７社目の認定となる。
　安部宏志所長が「社員が意欲的に働きやすい雇用環境を整備したことで認定企業となった。認定のメリットとして若者の採用機会が増えたと実感できるよう、ハローワークとしても取り組みたい」とあいさつ。
　平島社長は「若いころ、子育てに苦労したことから認定を目指した。この認定を糧に、働くすべての人と家族にとって柔軟な働き方を追求していく」と話した。
　同社は建設業として１９６３年に設立。主に橋梁建設などの土木工事を手掛けている。社員数は20人。
　取組内容は、専門家を活用した雇用管理、労務管理の改善、トップダウンによる残業時間縮減、年休取得促進、１カ月以内の育休給与全額支給など。過去１年間の実績では、有給休暇の平均取得実績は13・９日、月平均所定外労働時間は４時間。過去３事業年度の育児休業取得状況は男性２人―などとなっている。