大分建設新聞

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三重総合高校で出前講座 BildyとBUILD OITA共催無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2025年09月11日
 県土木建築部(小野克也部長)は8日、豊後大野市の県立三重総合高校(永嶺ひろ子校長)生物環境科1、2年生を対象に、女性活躍などを推進する県の新事業「Bildy」による出前講座を開いた。建設産業との接点をつくり、その魅力を知って進路選択の参考にしてもらう目的。
 前半は1年生36人を対象にした職業講話。豊後大野土木事務所建設・保全課の新宮百恵さんが「土木建設業とは」と題して業界の仕事や役割、現状と未来の姿などを説明。地元企業から㈱友岡組工務課の佐保龍一郎さんは、就職のきっかけ、仕事内容、業界の魅力などについて紹介した。
 後半は体育館に移動してBUILD OITAによる体験学習。2年生11人が加わり計47人が3班に分かれ、ドローン操作や、工事現場・台風、洪水などの自然災害をVR動画で視聴したり、災害現場でクイズに答えて正解するとグッズがもらえる災害メタバースなどの体験をした。生徒らは真剣な目で操作し、クイズに正解すると歓声を上げていた。
 佐藤心美さん(1年生)は「VRなどで身近で体験したことのない災害がたくさんあると感じた。これから災害時は考えながら行動したい」、工藤琴未さん(同)は「めったにできない体験ができて面白かった。ドローンも簡単に飛ばせたし、今後の進路としても考えたい」と感想を話した。
 県では「大分県建設産業女性人材確保・活躍推進事業(Bildy)」を実施しており、今年度から県内20の高校・大学を対象に建設産業の魅力を発信する出前講座を実施する。これから12月までに、中津東高校土木科、大分大学経済学部、国東高校環境土木科、日田林工建築土木科などでの講座実施が予定されている。
 なお今回の体験指導には、市建設課、豊後大野土木事務所のほか、県測量設計コンサルタンツ協会から㈱佐藤設計コンサルタント、大建協大野支部から足立建設㈱、㈲羽田野組、深田建設㈱、㈱三重綜合建設工業など地元企業が協力した。
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