大分建設新聞

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新たな視点で労災防止 安全大会〈塗装3団体〉無料

行事・講習会・表彰大分地区
2025年09月10日
 日本塗装工業会県支部(日塗装)、県塗装防水仕上工業会(県塗装)、県鋼橋塗装工業会の塗装3団体は5日、大分市内で合同の安全大会を開いた。
 各団体から会員約40人が参加。主催者を代表して、日塗装の佐藤佳郁支部長が「安全活動のみならず、働き方改革など新たな視点で職場環境を見直し、労働災害防止につなげていこう。大会が一年間労働災害を起こさない決意の場になることを願う」とあいさつ。
 安全講話では、建設業労働災害防止協会県支部の石川雅久専務理事が労働災害の発生状況と事例、熱中症対策、化学物質障害防止などについて説明。また大塚製薬㈱九州第一支店の藤浦健人大分出張所長が熱中症対策の義務化の内容、熱中症発生のメカニズムと対策などについて紹介した。
 この中で藤浦所長は「西暦2100年末の日本の真夏日(気温30℃以上)の年間日数予測は、西日本の日本海側で約124日(現在は約57日)、同太平洋側で約141日(現在は約73日)となり、予想最高気温は全国各地で40℃以上(東京・名古屋は44℃、福岡は42℃など)を記録する可能性もある」とし、熱中症対策の知識を毎年アップデートすることが必要だと訴えた。
 清末塗装㈱の清末翔さんが「社会的責務を果たし健全な発展を遂げるためにも、労働災害防止は私たちに課せられた使命。安全で快適な作業環境の維持、改善に務め、無事故無災害を達成することを誓う」と安全宣言。最後に全員で安全スローガンを唱和した。
 受賞者は次の通り。
▽安全優良者=甲斐鉄也(㈱佐藤塗工)、清末翔(清末塗装㈱)。
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