大分建設新聞

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死亡災害を根絶へ 建災防が安全大会無料

行事・講習会・表彰大分地区
2025年09月09日
 建設業労働災害防止協会県支部は4日、大分市内で2025年度第31回県建設業安全大会を開き、約180人が参加した。
 友岡孝幸支部長(県建設業協会長)が県内の災害発生状況などを説明し、「建設業協会と共に、死亡・重大災害の根絶、一層の死傷災害減少を図るため、各取り組みをしていく。憧れの産業として、今後も安定的に発展し、社会貢献するためにも、建設業従事者が、安全安心して働くことができる、魅力ある職場づくりに取り組んでほしい」とあいさつ。
 大分労働局の秋山雅紀局長が「労働局では墜落・転落防止対策に努めていく」、大分河川国道事務所の谷川征嗣所長が「関係者一丸となった取り組みを進めていこう」、県土木建築部の成瀬哲哉審議監が「地域の基幹産業であり、重要な役割を持っているので、安全対策徹底を図ってほしい」などと、それぞれ祝辞を述べた。
 特別講演では、大分労働局の金田博幸健康安全課長が「労働安全衛生行政の動向」、建災防本部の杉野仁俊安全管理士が「建設業における死亡災害根絶」と題して講演。
 金田課長が熱中症の法改正のほか、「事故の型別は過去3年間では墜落・転落が一番多い」「高齢者の労災が増えている」などと説明し、杉野管理士は下水道工事の災害事例、最近の法改正などを紹介した。
 最後に、梅林建設㈱の日吉泰孝安全品質環境部長が「安全と健康は、全てに優先することを改めて受け止め、各職場で安全衛生に対する理解をさらに深め、参加者一同、一丸となって職場のリスクを減らし、安全・安心な職場づくりを実現する」と大会決議文を読み上げた。
 受賞者は次の通り。
 ◇全国建設業労働災害防止大会表彰(紹介)
▽優良賞=梅林建設㈱、㈱佐伯建設
▽功績賞(委員会委員)=澤田郁夫(㈱佐伯建設)
▽同(職長)=古賀和男(㈱茅嶋工務店)
 ◇県建設業安全大会表彰
▽優良賞=㈱大総、㈲シビルロテックdot、渡辺建設㈱、㈲一丸建設、㈱真玉建設、㈱土居組、㈱小川工業、㈲佐藤産業、奥村土木㈱、後藤土建㈲、㈱九建クラフト、㈱関屋組、㈲川本建設、㈱富永建設
▽功績賞(委員会委員)=黒田俊一(佐々木建設㈱)
▽功績賞(職長)=秋月秀三(㈱増田工務店)、上野健太(㈱佐藤塗工)、佐藤優(㈲河野左官工業)、森幸司(㈱但馬設備工業)、河野徳長(㈲溝部電気設備)、佐藤啓太(鴨川工業㈲)、阿南真哉(大同電設㈱大分支店)。
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