神﨑 文隆さん(県東部振興局長)
2025年07月01日
1985年に入庁。三重土木事務所、企画振興部政策企画課、同観光・地域振興局、教育庁教育・改革企画課、同教育デジタル改革室長、同教育財務課長、議会事務局次長などを経て、4月から現職。
国東方面へは仕事で来ていたが、住むのは初めてという神﨑文隆局長。「毎日、頭上を飛行機が飛んでいる大分空港の利用者は年間約200万人。しかし、国東に空港がありながら、観光客のほとんどは別府や湯布院などへ行ってしまう。空港のエネルギーを東部地域に取り込みたい」と、空港を生かした地域活性化に期待を寄せる。
管内には温泉をはじめ、城下町、六郷満山などの観光地や地域特産品も多い。事業も幅広く、主なものとして、まず、国東市に進出する青果流通大手のナシ園整備を挙げる。「2027年度から3㌶ずつ定植できるよう、18㌶の整備を進めていく。農業の担い手は高齢化しており、10年後は6割程度に減少することが予想される。農地を集約化し、県全体で元気な産地をつくっていきたい。水田についても、効率的で持続可能な農業を進め活性化を図りたい」と意気込む。
次は管内の災害復旧。昨年の台風10号の被害額は、農林水産30億円以上、土木60億円以上あり、復旧工事に全力で取り組む。防災重点農業用ため池は管内に342カ所あり、うち4割強は改修済み。現在、19カ所で改修工事を進めており事前防災にも力を入れる。
観光面では、日出町のハーモニーランドを運営する㈱サンリオエンターテインメントと県が包括連携協定を結び、国内外からの誘客を推進中だ。隣接地に宿泊施設などを整備する構想がある。また、今年も開催される国東半島芸術祭のほか、数年後を見据え、国東市にあるオリーブ園の観光農園化も支援していく。
神﨑局長は、土木と建築の両方の工事経理経験者で1990年に三重土木の工事経理係の際に、豊肥水害を経験。「災害査定の箇所が1000カ所以上あり、今はパソコンを使用するが、当時は手書きで清算調書などを作成しなければならず大変だったと」笑う。また、土木建築部建築課在籍時には、ビーコンプラザ、県立図書館、産業科学技術センター、大分中央署、日田総合庁舎などの整備にも携わった。
建設業界へは「災害時には、危険な現場に駆け付けていただき、心から感謝する。今後も災害復旧に協力をお願いしたい。建設業は生活になくてはならない産業。魅力ある産業にするため、県も一緒に取り組んでいく」と強調した。
職員へは「一人で抱え込まず、チームで仕事をしよう」と呼び掛ける。「班で人手が足りなければ、部で仕事を分け合う。全員でカバーできる体制づくりを目指す」と職員への気配りも忘れない。
休日は、奥さんの実家で米作りを手伝っていたが、今年は週末も行事があって、手伝いができていないと残念そう。コロナ禍前は、狩猟やさまざまな材料を使ったリキュール作りもしていた。58歳。
管内には温泉をはじめ、城下町、六郷満山などの観光地や地域特産品も多い。事業も幅広く、主なものとして、まず、国東市に進出する青果流通大手のナシ園整備を挙げる。「2027年度から3㌶ずつ定植できるよう、18㌶の整備を進めていく。農業の担い手は高齢化しており、10年後は6割程度に減少することが予想される。農地を集約化し、県全体で元気な産地をつくっていきたい。水田についても、効率的で持続可能な農業を進め活性化を図りたい」と意気込む。
次は管内の災害復旧。昨年の台風10号の被害額は、農林水産30億円以上、土木60億円以上あり、復旧工事に全力で取り組む。防災重点農業用ため池は管内に342カ所あり、うち4割強は改修済み。現在、19カ所で改修工事を進めており事前防災にも力を入れる。
観光面では、日出町のハーモニーランドを運営する㈱サンリオエンターテインメントと県が包括連携協定を結び、国内外からの誘客を推進中だ。隣接地に宿泊施設などを整備する構想がある。また、今年も開催される国東半島芸術祭のほか、数年後を見据え、国東市にあるオリーブ園の観光農園化も支援していく。
神﨑局長は、土木と建築の両方の工事経理経験者で1990年に三重土木の工事経理係の際に、豊肥水害を経験。「災害査定の箇所が1000カ所以上あり、今はパソコンを使用するが、当時は手書きで清算調書などを作成しなければならず大変だったと」笑う。また、土木建築部建築課在籍時には、ビーコンプラザ、県立図書館、産業科学技術センター、大分中央署、日田総合庁舎などの整備にも携わった。
建設業界へは「災害時には、危険な現場に駆け付けていただき、心から感謝する。今後も災害復旧に協力をお願いしたい。建設業は生活になくてはならない産業。魅力ある産業にするため、県も一緒に取り組んでいく」と強調した。
職員へは「一人で抱え込まず、チームで仕事をしよう」と呼び掛ける。「班で人手が足りなければ、部で仕事を分け合う。全員でカバーできる体制づくりを目指す」と職員への気配りも忘れない。
休日は、奥さんの実家で米作りを手伝っていたが、今年は週末も行事があって、手伝いができていないと残念そう。コロナ禍前は、狩猟やさまざまな材料を使ったリキュール作りもしていた。58歳。