大分建設新聞

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下水道の役割学ぶ ナナモリが吉野小で授業無料

行事・講習会・表彰大分地区
2025年06月13日
 大分市の松岡水資源再生センターで監理者の㈱ナナモリ松岡事業所(延永茂所長)は10日、同市吉野小学校で4年生23人の児童を対象に、下水道の役割について出前授業を行った。
 授業では、松岡事業所の社員がオリジナルのスライドを使い、下水道の仕組みと役割、下水道がなかったらどうなるか、汚水を微生物がきれいにする方法など、クイズを交えながら分かりやすく説明。汚水処理の実験では、大野川から採取した水でそれぞれ1000倍に薄めた、牛乳、オレンジジュース、ソース、洗剤などのCOD(汚水をきれいにする酸素量、化学的酵素要求量)を簡易パックテストで調べる実験を行った。
 また、微生物を使って水をきれいにする実験では、簡易的に処理場の仕組みを水槽で再現。微生物に空気を送るモーターを止めると、数十分で濁った水が沈殿物と分かれ、きれいになった様子に児童は歓声と驚きの表情を見せた。児童からは「ほんの少し流したソースや牛乳で、魚が住みづらくなることを知った」と話していた。
 延永所長は「生活排水がどのように処理されているかなどを知り、きれいな水を守る大切さを知ってほしい」と語った。
 同事業所では、来月10日まで市内5小学校(戸次・竹中・判田・上戸次・松岡)で実施を予定している。
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