県土地改良建設研究会（１５９会員）は３日、大分市内で２０２５年度第59回通常総会を開いた。
　利光正臣会長が「地方創生は農業の再生だ。県内では大きな事業がない地区もあり、会としても各地区の改良区と意見交換をしながら、仕事をつくっていきたい。改正品確法に基づいて適正な利潤を確保し、儲かる、持続できる、希望がある農業土木を目指していこう」とあいさつ。
　事業計画は、▽農業農村整備事業の計画的な推進に協力し、土地改良区と連携して事業量確保と拡大を図る▽農業農村整備工事施工に関する技術向上と技術継承に努める▽現場に即した設計、工事費積算の適正化、計画的発注、適正工期などについて、発注者との意見交換および関係機関への要望活動▽災害復旧、環境保全活動など、幅広い社会貢献活動の推進▽働き方改革への取り組み推進、生産性向上のためのＩＣＴ導入など、現場担当技術者の負担軽減を図る―を重点目標に掲げた。
　総会後、大塚猛県農林水産部審議監、義経賢二県土地改良事業団体連合会長、各振興局の農林基盤部長らを来賓として迎え、土地改良功労者の表彰式が開かれた。
　受賞者は次の通り。
▽県農林水産部長表彰＝松原竜二（豊栄建設㈱）、湯浅薫（㈱奥田組）、松本義幸（九州開発㈱）、山下龍二（㈱山下組）、下元太介（㈱友岡建設）、児玉秀朗（㈱高山組）、濱本伸二（㈱平成建設）、淀原栄二（佐々木建設㈱）、佐々木武彦（㈱末宗組）、宇土修之（修身建機・久保組ＪＶ）
▽土地改良施設災害対応優良表彰＝㈱後藤組
▽県土地改良建設研究会会長表彰（役員）＝久保幸宏（㈱久保組）、秋吉満宗（㈱秋吉組）、藤田哲司（㈱平和建設）
▽同（従業員）＝後藤良治（後藤建設㈱）、松下研児（利光建設工業㈱）、山口徹（㈱小森建設）、樋田一也（下村建設㈱）、橋爪宏昌（㈱末宗組）、田原義彦（末宗建設㈱）、茂呂田道人（㈱髙牟禮建設）、橋本良（広域建設㈲）、佐藤貴之（㈱臼杵鋼鈑工業所）。