大分建設新聞

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排水状況やのり面点検 住宅団地の造成現場で〈大分市開発建築指導課〉無料

行事・講習会・表彰大分地区
2025年06月05日
 大分市開発建築指導課は3日、風水害の多発時期に備え、敷戸小学校北側(曲字苗干)で㈲クスダ開発工業(日出町、楠田好男社長)が造成している専用住宅団地の建設現場で防災パトロールを実施した。
 パトロールは、同課開発指導室の職員2人が点検。チェックリストに基づいて、▽開発許可表や緊急連絡体制の掲示▽現場内の整理整頓▽工事工程や交通誘導体制▽歩行者対策および建設機械の事故防止▽適切な残土処理や排水処理―など確認と聞き取りを行った。
 工事現場では、工事責任者の説明を受けながら現場内の状況を点検した上で、「降雨時の排水の適切な処理を徹底する」「緊急連絡体制の再度確認を」「残土の処理は盛土規制法に定められている許可を受けた後に行うこと」―など、市の担当者がその場で指導していた。
 終了後、同課の安達知哲参事補は、「水処理が適切に行われており安全な現場になっているが、今後の本格的な梅雨と台風で想定外の雨が降る恐れもある。万全な対策を準備してほしい。また、点検項目にはないが現場の熱中症対策も徹底を」と呼び掛けた。
 【工事の概要】
▽工期=2024年9月~28年12月▽面積=約3万平方㍍(B工区=約1万平方㍍〈宅地31区画〉C工区=約2万平方㍍〈同56区画〉)▽切り土=11万5000立方㍍、盛土11万4000立方㍍▽主要構造物=L型擁壁H=5㍍、L=42㍍。
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