県生コンクリート工業組合（組合員44社）は26日、大分市内のホテルで２０２５年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で、渡邉忠幸理事長に替わり恵藤誠副理事長（恵藤建設㈱社長）が理事長に就任した。
　渡邉理事長が、昨年度の県内出荷量が84万３９８１立方㍍という過去最低を記録した深刻な現状に触れ、「品質の安定供給をしながら、労働環境の改善、技術革新への取り組みを着実に推進することが強く求められている」と呼び掛けた。
　事業計画は、①生コン需要の拡大、価格設定における生産規模の適正化の検討、環境問題への取り組み（残コン・戻りコン、回収・再生骨材など）②支部活動の活性化、組合員加入促進などの組織の強化③品質管理監査制度の充実強化と活用④大分大学との共同研究による新技術開発⑤技術・知識・能力の向上のための教育研修の開催―など９項目を掲げた。
　任期満了に伴う役員改選では、新理事長に恵藤氏が就任したほか、副理事長に奥田和茂氏（奥田生コン㈱社長）、森重俊氏（㈲玖珠生コン社長）が再任された。
　また、式では25年度の県生コンクリート品質管理監査会議（佐藤嘉昭議長、大分大学名誉教授）による技術優良工場表彰も同時に行われた。
　受賞者は次の通り。
　◇技術優良工場
▽福進㈱、大分綜合建設㈱、龍南運送㈱大南レミコン工場、㈱挾間生コン、龍南運送㈱日出レミコン工場、㈲臼杵建材、谷川建設工業㈱日豊生コン工場、ヤヨイ生コン㈱、㈱友岡組大野生コン三重工場、光岡生コン㈱
　◇資格取得者（24年度合格者）
▽コンクリート主任技士＝小拂智絵（大分綜合建設㈱）
▽コンクリート技士＝川上大貴（龍南運送㈱大分レミコン工場）、板井俊平（㈱旭商幸崎生コン工場）、蔵原恭子（恵藤建設㈱千歳生コン大分工場）、渡邉幸栄（㈱挾間生コン）、古澤幸恵（㈱豊海）、澤村健（㈱久大技建）、田口雄大（㈲臼杵建材）、小嶋愼哉（㈱野津生コン）、神河増美（ヤヨイ生コン㈱）、野仲瑠衣（㈱友岡組大野生コン大野工場）。