大分建設新聞

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出水期に備えた洪水対応演習 防災体制を強化〈県土木〉無料

行政・統計・データ県内全域
2025年04月23日
 県土木建築部は21・22日の両日、県管理の河川、ダムなどの防災体制強化を図るため「2025年度洪水対応演習」を実施した。
 大分県(河川課、砂防課、港湾課、道路保全課、12土木事務所)および16市町の水防担当職員の約120人が参加。
 演習は毎年、出水期の前に行うことで、県が管理する河川、ダム、砂防、港湾、道路などの防災体制の連携強化を図るのが狙い。
 演習では、9時に大雨洪水警報が発令されたとの想定で、「水防警報発令システム」と「防災情報システム」を使って氾濫危険水位や災害が発生した際の情報伝達の流れを確認した。特にダムについては2日間にわたって行われ、一般への放流警報や芹川、北川、黒沢、安岐の四つのダムではゲートの操作も行った。
 県河川課の山田巧防災調整監は「近年災害が頻発化、激甚化し、昨年の安岐ダムは想定外の短時間豪雨により放流警報が放流開始の3時間前とならなかった。今回の洪水対応演習を通じて、迅速かつ確実な情報伝達や関係機関との連携を図ることにより、防災体制に万全を期す」と演習の意義を話した。
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