大分建設新聞

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約20年かけて竣工 臼杵港ターミナル1期無料

行事・講習会・表彰県南地区
2025年03月28日
 県は20日、2003年から進めてきた臼杵港新フェリーターミナルの1期工事が完了し、竣工式典とオープニングイベントを開催した。供用開始は5月を予定しており、増加する貨物輸送に対応すると共に、大規模災害時の緊急物資輸送の防災拠点としても期待される。
 式には、西岡隆臼杵市長、大城一郎八幡浜市長、地元選出の国会議員・県議市議、国交省九州地方整備局・県土木建築部、地元各自治会代表、工事関係者ら約100人が出席。
 桑田龍太郎副知事が「施工段階では県内でもまれな厚い軟弱地盤層があり、対策工法の検討・実施に多大な事業費、期間を要した。九州と四国の広域交通ネットワークの充実と、臼杵市が対岸の八幡浜市とさらに発展することを祈念する」とあいさつ。
 続いて、西岡市長は「東九州道の4車線化、中九州道の整備といった、本市を取り巻く重要な交通インフラの状況が大きく進展している。物流はもちろん、人流の活発化による地域経済の活性化、交流人口の増加などに大いに期待したい」と述べた。
 また、臼杵土木事務所の藤内修一所長が工事経過を報告。続く2期工事への協力を呼び掛けた。
 式後、県と市の共催でオープニングイベントが開かれ、大建協臼杵支部はドローンや玩具バックホウの操作、高所作業車の試乗、クレーンでの魚釣りゲームなど、建設業の魅力体験に協力。親子が挑戦して楽しんでいた。
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