大分建設新聞

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園児ら避難訓練 三浦国土建設がサポート無料

社会貢献・人材育成大分地区
2025年03月04日
 三浦国土建設㈱は2月27日、南海トラフ地震発生を想定して、浸水想定地域に近い「津守あすなろこども園」と避難訓練を実施した。同社は地域貢献活動の一環で、近隣の同こども園と2021年から交流を続けており、これまでに重機の試乗体験などを行っている。
 今回は、「午前9時30分に南海トラフ地震が発生し、津波発生の恐れがあるため、高齢者避難などが発令された」と想定、同社から社員9人、園児117人、園の職員35人が参加。
 午前9時30分、園内で地震発生と避難準備をするように告げるマイク放送があり、三浦国土建設から社員が駆け付けた。
 社員は、園の倉庫から避難に必要なベビーカー、お散歩カートを出して組み立て、園庭で園の職員と一緒に避難に向けて協力。
 そして、誘導灯を持つ社員を先頭に、今回の避難先である森岡小学校近くまで、各組に社員一人が同行して移動を開始。横断歩道の横断、車が通過の際などは、園の職員と一緒に園児たちの安全を確保した。避難先に到着後は、園へ再び戻った。
 園庭で訓練のまとめがあり、田北知香園長が「三浦国土建設さんが補助をしてくれてとても助かった。避難先まで行けるか不安だったが、全員避難できた」と話し、同社の藤目大樹工事部課長が「訓練を重ねることで、いざという時に行動ができる。何かあったら声を掛けて」と呼び掛けた。
 訓練を企画した同社管理部の城土遥華チーフディレクターは「避難は簡単ではないと実感した。地元の人たちもいるので、現状の人員でサポートできるか不安もある。今後も園と話し合い、万全の体制を構築したい」と語った。
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