おせっかいが第一歩に 男性社員の育休無料
行政・統計・データ全国・県外
2025年03月03日
厚生労働省は2月10日、中小企業でも男性社員の育休取得を促進するため、「育児しやすい職場の作り方」をテーマに、都内でシンポジウムを開いた。外装の専門工事会社の㈱スエヒロ工業(静岡県沼津市)が登壇し、社内での取り組みについて、「おせっかいが導入につながった」と紹介した。
スエヒロ工業の従業員数は約20人。育休制度を導入したきっかけは、男性社員の「うちの会社で育休を取れると思っていない」という声だった。男性社員は妻の出産前に育休に関する社内研修を受けていたが、育休の取得を申請していなかった。
同社は、育休取得に向け、男性社員の業務棚卸し表を作成。業務は基本的に本人の育休前後のスケジュールに振り分けた。
現場や取引先にも育休を取得することを伝え、育休中に本人に業務上の連絡がないようにした。
また、社内のママ社員の経験談を基に、オリジナル冊子「育休虎の巻」を作成。育休中、男性にやってほしいこと、やってほしくないことなどをまとめた。冊子は、スエヒロ工業のホームページで誰でもダウンロードできる。
同社の担当者は、「会社の上司から育休を取らないのか聞かないと言い出せない従業員もいる。おせっかいが育休制度導入の第一歩になる」と話した。
スエヒロ工業の従業員数は約20人。育休制度を導入したきっかけは、男性社員の「うちの会社で育休を取れると思っていない」という声だった。男性社員は妻の出産前に育休に関する社内研修を受けていたが、育休の取得を申請していなかった。
同社は、育休取得に向け、男性社員の業務棚卸し表を作成。業務は基本的に本人の育休前後のスケジュールに振り分けた。
現場や取引先にも育休を取得することを伝え、育休中に本人に業務上の連絡がないようにした。
また、社内のママ社員の経験談を基に、オリジナル冊子「育休虎の巻」を作成。育休中、男性にやってほしいこと、やってほしくないことなどをまとめた。冊子は、スエヒロ工業のホームページで誰でもダウンロードできる。
同社の担当者は、「会社の上司から育休を取らないのか聞かないと言い出せない従業員もいる。おせっかいが育休制度導入の第一歩になる」と話した。