大分建設新聞

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照明改修現場を見学 大分電設が鶴工生徒へ無料

社会貢献・人材育成大分地区
2025年02月25日
 鶴崎工業高校の多目的競技場で照明改修工事を行っている㈱大分電設は先に、同校電気科1年生の2クラス80人を招いて現場見学会を開いた。
 大分電設の髙倉雄一電気技術部長が「建設から30年が経過し、照明の老朽化改善と電気料金削減を目的としている。どのように改善されるか学んでほしい」とあいさつ。
 蓑大生現場代理人が工事概要と行程を話し、「工事が完了すると、従来より、電気使用量と料金は約4分の1、明るさは約5倍、運用期間は約3倍に伸びる」など改善メリットを紹介した。
 そして、各担当者が電灯分電盤の仕組み、絶縁物の種類、接地工事の重要性、主要な測定器具、工具、資材について、現物を見せながら分かりやすく説明。実際に圧着機、ケーブルカッターによる作業を生徒へ見せ、生徒も一緒に作業を体験した。
 同科卒業生で同社に勤める先輩の紹介があり、小原勝悟さんと北田冬弥さんが生徒へ自身の仕事内容などを伝え、「何事にも興味を持ってほしい」「仕事をしながらの資格取得は大変。今のうちに、挑戦できる資格には挑戦しよう」と、将来へ向けてアドバイスした。
 最後に、髙倉部長が「実際の現場を見ることは、貴重な体験となる。今後の学習に役立ててほしい」と呼び掛けた。
 生徒代表は「卒業生の話を聞けて勉強になった。これからの授業に生かし、資格取得に励んでいく」とお礼を述べた。
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