産学官の連携組織「おおいた建設人材共育ネットワーク（ＢＵＩＬＤ　ＯＩＴＡ）は19日、県建設技術センター花津留庁舎で２０２４年度の定期総会を開いた。役員改選があり、佐藤啓治会長（大分工業高校前校長・県立学校長協会事務局長）が退任し、新会長に大分工業高校土木科の深水理恵主幹教諭を選出した。
　佐藤会長が「自然災害が頻発しており、私たちの生活の安全安心を確保することは待ったなしの状況だ。被害を最小限に抑えるためにも、産学官が一体になることが不可欠で、建設産業を担う大切な人材の確保と育成は急務である」とあいさつ。
　各ワーキンググループが年度の事業を報告し、25年度の事業計画として、▽広報冊子による魅力発信（新規）＝建設産業の魅力を発信するために冊子を作成。高校の土木建築系学科の全生徒へ配布など▽土木の日バスツアー開催（継続）＝小・中学生と保護者対象。40組80人▽土木の日フォトコンテストと土木建築フェスタへの協賛（継続）＝フェスタの24年度来場者数は約２９００人▽ＶＲ教材を活用した高校ＰＲの促進（同）▽ＢＵＩＬＤ　ＯＩＴＡスクールの開催（同）＝小・中学生と保護者を対象にした体験型講座を開催▽建設現場における週休２日の取り組み推進（同）―などを掲げた。