大分建設新聞

ニュース記事

建設業のイメージで意見交換 女性技術者・みんな親切な業界無料

行事・講習会・表彰大分地区
2025年01月21日
 大分工業高校建築科で18日、BLOCKSに参画している企業の女性技術者8人と女子高生らとの意見交換会が開かれた。2024年11月に実施された県内の工業系高校の女子生徒に行った「建設業に対するイメージ」アンケートを基に、意見が交わされた。
 アンケートは、大分工業建築科3年生の笠井優那さんと依田柚紀さん、日本文理大学建築学科3年生の中西乃愛さんと2年生の麻生有里佳さんの4人が主導して、高校と大学の連携で行う「建設業における女性技術者の現状」と題した調査研究の一環で実施。大分工業、鶴崎工業、日田林工の各高校の土木・建築学科所属の女子高生に「建設業に対するイメージ」などを聞いた。
 まず、指導する日本文理大学建築学科の中西章敦教授、大分工業建築科2年担任の佐藤諒教諭が調査研究やアンケートの内容などを説明し、笠井さんと依田さんがアンケート結果を発表。
 各質問のトップ3では、▽建設業のイメージ=①大変そう②男性が多い③力仕事が多い▽興味を持ったきっかけ=①身内に建設業従事者がいる②建物に興味があった③ものづくりに興味があった▽実際に学んでどうか=①難しい②楽しい・面白い③学ぶ分野が多い▽仕事をする上で譲れないこと=①ネイルや髪型、髪色をある程度自由にしたい②プライベート時間(休日)の充実③特になし▽最終的に就きたい職業=①設計士②施工管理者③公務員▽インターンシップ(IS)での困りごと=①コミュニケーションが難しい②専門用語が難しい・トイレが少ない・手持ち無沙汰な時があった③危険が多い・男性しかいない▽ISで良い意味でイメージと違ったこと=①職場の雰囲気が良い②女性が思ったより多い③デスクワークが多い・女性の福利厚生が充実している・最新技術が導入されているなど―となった。
 結果を受け、先輩技術者たちが「家族に建設業従事者がおり、その姿を見て今の道に進んだ」「ほかの仕事に比べ、達成感が全然違う」「誇らしげに仕事する姿に憧れた」「違う仕事をしていたが、地元に帰りたい思いがあり、家族に今の会社を勧められた」など、今の道へ進むきっかけなどを紹介。
 参加した高校生らも「家族に建設業従事者がおり、その姿を見て今の道へ進んだ」という意見がほとんどであり、家族に建設業従事者がいる場合は、同じ道へ進むことが多いようである。
 また、「パソコン操作は必須」「一日のスケジュール把握を必ずして、小まめにメモをする習慣を付ける」「建築設計の動線計画では、女性の方が目の付け所がいい」など、就職に際して準備することなどがアドバイスされた。
 大きな問題とされるトイレについては「女性専用トイレがしっかり完備されているから、安心して」、男性社員との関わりでは「娘のように大事にしてくれる。みんな親切」という声が多かった。
 休日については、「建設業へ転職してから、土日休みである他業種の友達と遊べるようになった」「上司が就業時間を管理してくれている。早出をした時は、早く帰れる」「休日は取りやすく、融通も利く」など、各技術者とも休日取得に関しては満足しているようであった。
 最後にBLOCKSと一緒に今後やってみたいこととして、「作業着のファッションショー」「小学校への出前授業」「大分工業で土木建築フェスタ」などが挙げられ、今後もさまざまな取り組みについて協力をしていくとした。
 BLOCKSからの参加企業は、㈱安東建設、㈲佐田住建、㈱友岡組、日伸建設工業㈱、三浦国土建設㈱、㈱ラックワイドの6社。
取材依頼はこちら
環境測定センター
事業承継プラザ 切り替え
arrow_drop_up
TOP