大分建設新聞

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品質管理の徹底を 県コン製品協が工場検査無料

行事・講習会・表彰大分地区
2024年12月26日
 県と県コンクリート製品協同組合(友岡孝幸理事長)は20日、大分市上戸次のインフラテック㈱大分工場で、2025年度検査済証交付に伴うコンクリート二次製品の申請工場検査(冬期工場検査)をした。
 冬期検査は、組合員12工場で3~20日の間に実施された。検査には組合検査員のほか、県土木建築部工事検査室、組合アドバイザーである大分大学の大谷俊浩教授も2工場で検査に立ち会った。
 インフラテック大分工場では、県工事検査室の大塚早余子副主幹、組合検査員ら4人で実施。検査はチェックリストに基づき、①管理体制②原材料管理③工程管理④製造・検査設備管理―などの書類検査や、同社の三好秀幸担当課長と朝来野清孝係長の案内で、製造現場や製品保管場所、骨材ヤードや排水処理設備などの現地確認を細かく行った。
 また、出荷可能ヤードから抜き取り検査用製品を選定し、管渠型側溝(路面排水溝類)、歩車道境界ブロック、用排水路類のフリューム、道路用・宅地造成用のブロック式擁壁類などから4製品をサンプリング。外観、形状・寸法、荷重検査(曲げ、圧縮)、配筋(かぶり)検査などを行った。
 検査の結果、県、組合ともに現地での指導事項・問題点はなかった。
 大塚副主幹は「書類も現場もきれいに整理されていた。引き続き製品の品質管理の徹底に努めてほしい」と述べた。
 県では今後、県工事検査室で指導事項区分などを含めて協議。県審査委員会で指摘事項などを審議の上、最終決定(25年2月予定)が行われ、25年度の県検査済証の交付が行われる。
 また、組合でも検査判定会議(25年2月予定)を経た後に、25年度の製造品質合格証が交付される。
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