大分工業高校は２日、電気科２年生40人を対象に企業を招いたキャリア教育授業を行った。富士電機㈱（本社・東京都）から、同科の卒業生を含む３人の講師を招き、社会で活躍する年代の近い社員から職業観や人生観について語ってもらった。
　講師は、富士電機東京本社人事企画部から堂上かおる氏、九州支社（福岡市）から竹迫公朗氏、また、２０２２年度の同高校電気科卒業生で、現在は東京工場に勤務している木許水月氏の３人。
　授業は、堂上氏が地熱・水力発電などのエネルギー事業のほか、自動車や産業分野の半導体製造、自動販売機製造、食品流通事業などの企業紹介を話し、木許氏が現在の勤務先について、仕事の内容や主要取り扱い製品などを紹介した。
　生徒は、卒業後に県外企業へ就職した木許講師に「在学中に取った資格は」「どんなところにやりがいを感じるか」―など多くの質問をしていた。