大分建設新聞

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田んぼダムの役割紹介 河内小で出前授業無料

行事・講習会・表彰県北地区
2024年10月30日
 県北部振興局は25日、豊後高田市の河内小学校の4・5年生児童11人を対象に「田んぼダム」の出前授業を開いた。
 同局の吉良賢太主幹は、映像を見せながら▽生物の住処▽地下水を増やす▽洪水を防ぐ▽一時的に水をせき止める―役割がある田んぼダムの特徴を話し、その機能を果たすせき板を紹介した。
 近年の豪雨は、地球温暖化や水田にも要因があるとして、流域治水の取り組みで田んぼダムに注目が集まっていると強調。そして仕組みや役割が学べる模型を使って、実際に水を流して観察した。
 児童は「せきがあるのとないのとでは、水が流れる量が違った」「田んぼダムの役割が勉強できてよかった」などと感想を述べた。
 また、児童から豊後高田市には田んぼダムがあるのかとの問いに、市の担当者が「今は協力してくれる人を探している最中で、いずれは市内2万5000平方㍍の田んぼダムをつくりたい」と答えていた。
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