大分建設新聞

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豊肥地区で総合防災訓練 竹田・大野両支部が参加無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2024年10月08日
 大規模災害時の対応能力の向上を目的に、県豊肥地区総合防災訓練が先ごろ、竹田市と豊後大野市で実施された。今年は、竹田市をメインに市内7会場、豊後大野市は6会場で実施。竹田市は75機関、豊後大野市で28機関が参加。市消防本部、県警、陸上自衛隊、九州地整、県関係部局などと共に大建協竹田・大野両支部も参加した。
 訓練は、複合的な災害を想定。集中豪雨により土砂災害警戒情報の発表直前に南海トラフ地震が発生し、大雨で地盤が緩んでおり、地震による住宅倒壊や土砂災害、道路などのライフラインの寸断―と相次ぐ災害への実働型訓練が行われた。
 竹田市総合運動公園では、多くの市民が見守る中、竹田支部は土砂災害埋没車両救出訓練をラジコン操作の移動式クレーンで実施。豊後大野市の犬飼総合グラウンドでは、大野支部が災害廃棄物仮置き場設置や運営、また、千歳総合運動公園多目的広場でも千歳小中学校の児童らをはじめ市民らが興味深そうに見守る中、道路啓開訓練にバックホウを操作した。参加者はそれぞれの役割や手順を確認しながら緊張感を持って訓練に当たった。
 そのほか各会場では、住民避難、避難所開設・運営訓練、災害対策用の特殊車両の展示や災害時の炊き出し、また、竹田高校、稲葉学園高校の生徒は被災家屋の床はがしや土のう作りなどをして、災害ボランティア活動を体験した。
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