大分建設新聞

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ICT施工の現場体験学習 中津東高土木科1年生無料

行事・講習会・表彰県北地区
2024年10月01日
 県土木建築部(五ノ谷精一部長)は先に、中津東高校(山本哲也校長)の土木科1年生39人を対象に建設業の関心を深めてもらおうと、中津日田道路で三光本耶馬渓道路(本耶馬渓町跡田地区)と山国川の災害対策工事(耶馬溪町宮園地区)の体験学習会をした。
 三光本耶馬渓道路で跡田トンネル内上り線の監査路設置工事(L=約1・1㌔)現場では、大分河川国道事務所の大屋健一監督官から中津日田道路全体の概要や道路整備による事業効果の説明があったほか、工事を請け負った㈱安部組(別府市、安部勉社長)の工藤忠臣現場技術者から監査路の役割を聞いたり、杭ナビ(自動追尾)を使用する矩形水路の測量作業などを見学した。
 また、山国川の災害に伴い河道掘削など延長約200㍍の河川改修現場では、中津土木事務所の小西吏恵副主幹が、災害から地域を守る河川事業の役割のほか、工事を請け負った㈱川原建設工務課第一課長の植山忠文主任技術者から、施工監理、進捗状況などを聞き、ドローンで得た3次元データで施工する作業の見学など、従来より安全で効率的な建設業の現状について幅広く学んだ。
 学習会終了後、生徒の田村崇人さんは「建設業に興味を持ち就職先の選択肢の一つとしたい」、また、中園美優花さんは「将来は建設業で働きたいと考えているが、その思いはこれまでの2倍以上になった」など、建設業への就業に対する前向きな姿勢が感じられた。
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