おおいた建設人材共育ネットワーク（ＢＵＩＬＤ ＯＩＴＡ）は先の両日、大分市の県建設技術センターで、小学５年生～中学２年生を対象とした「親子で体験！土木・建築おしごと教室」を開いた。参加する親子は興味関心のある講座を受講して、土木・建築の仕事に関心を深めた。
　講座は、建築や防災・減災、地盤、測量、最新技術、土木設計の６講座で、２日間で延べ１３０組の親子が参加。全体で２００組を超える応募があった。
　初日の建築講座は、県建築士会と県建築住宅課が協力。設計ソフトを使い、アニメ「ドラえもん」に登場する家の設計に挑戦した。県建築住宅課企画調査班の辰本健治主幹が手順をスクリーンで説明し、親子がパソコン画面で家の設計図作りを体験した。
　また、一枚の紙から立体建築物を作り出す「おりがみ建築」にも挑戦して、県建築士会の野口浩平青年部副部長（㈱佐伯建設）が作り方を説明した後、子どもたちは慣れないカッターなどの道具を使って制作を楽しんだ。
　参加した、稙田南中学校１年生の安岡健介さんは「設計図では、窓の取り付けが難しかった。建築や設計に興味があり受講したが、より一層、設計に興味が湧いた」と感想を述べた。
　協力関係者は次の通り。
（順不同）
▽県建築士会▽県建築住宅課・建設政策課▽大分大学▽大分市管工事協同組合▽大分河川国道事務所▽県地質調査業協会▽大分工業高等専門学校▽佐伯市▽大分工業高校▽別府市▽日本文理大学▽県施工管理技士会▽大分市工事検査室▽県測量設計コンサルタンツ協会。