大分建設新聞

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景観に調和した間知石 宇佐支部が活用目指す無料

製品・技術・企業県北地区
2024年09月11日
 大建協宇佐支部の久綱信一支部長と田上豊勝理事は先に、宇佐市江須賀の㈲吉本本家石材店で行われた石材施工技能検定実技試験の会場を視察した。
 宇佐市は、石橋など石造文化が栄えた地域。古くから城の石垣や擁壁などに使われ、また、50~60年前まで実際の工事で使っていた間知石(花こう岩などを加工した四角錐形の石材)を使うことで、環境にやさしく景観に配慮した、宇佐地域特有の工事ができるのではと支部では考え、検定試験で使われている花こう岩の施工方法などを、実際に確認した。
 久綱支部長は「院内地区には石橋が多い。コンクリートブロックもいいが、やはり間知石を使うことで、自然に溶け込んだ構造物を次の世代に引き継ぐことができると思う。国や県に活用を働き掛けていきたい」と語った。
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