大分建設新聞

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経営者が熱心に受講 ICTキックオフセミナー無料

行事・講習会・表彰大分地区
2024年09月09日
 県建設政策課は先に、県庁内で「ICTキックオフセミナー」(経営者・管理職向け)を開催し、県内の建設業経営者ら23人が受講した。深刻な担い手不足に対応するため、建設現場におけるDXを推進し、生産性向上や就労環境の改善、職場定着などを図ることを目的に、ICT(情報通信技術)の全面的な活用による「i―Construction」を推進する一環で行われた。
 冒頭、小野克也参事監兼建設政策課長が「ICT施工導入業者のアンケートによると、2~3割ほど施工期間が短縮したとの回答があった。これらから生産性の向上が図られていると思う。今後も、ICT施工を一層普及させたい」とあいさつ。
 セミナーでは、最初に山下竜雄課長補佐がICT活用工事を行った場合の歩掛や、費用計上の制度と工事成績評定や導入補助制度など、県の取り組みを説明。
 続いて、ICTアドバイザーの山西公彦氏が「小規模工事から完全内製化まで」と題して、ICTを活用した測量から施工までの事例を紹介する基調講演を行った。
 参加者からは「山西さんが建設業で働いていた時の経験、経営安定のために行った具体的な策など貴重な話を聞けた。今後はICT導入に力を入れたい」など感想が寄せられた。
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