大分建設新聞

ニュース記事

工事現場で撮影会 大分上野丘高校写真部〈青春ビルドプロジェクト〉無料

社会貢献・人材育成大分地区
2024年08月23日
 県内の普通科高校を対象に、生徒が写真を通じて土木の魅力を発信する「青春ビルドプロジェクト」の現場写真撮影会が19日、大野川宮河内地区掘削工事現場および大分川管内河川維持管理工事現場の2カ所で行われた。大分上野丘高校2年生写真部の生徒4人が参加した。
 同プロジェクトは、噂の土木応援チーム「デミーとマツ」のデミー博士(出水享長崎大学・大学院教授)が、国土交通省九州地方整備局の協力を得て毎年開催しているもので、大分・佐賀・長崎の3県合同企画となっている。普段、建設業界と接する機会が少ない普通科高校生徒の土木・建設業の認知度向上、イメージアップによる担い手確保を目的としている。
 撮影には、発注者の大分河川国道事務所の担当者が同行した。最初に訪れた大野川河床掘削工事は柴田建設㈱(大分市)が施工中。菅本和洋現場代理人が作業に従事する人の紹介や、現在の工事内容で、日本に5台しかない水中ブルドーザーが稼働していると説明。非常に珍しい機械を身近に見た生徒からも「操作にはどんな資格が必要か」「機械の重量は」など多くを質問していた。
 続いて、フリータイムの撮影会では、稼働する水中ブルドーザーやバックホウ、操作する作業員など、いろいろな角度から建設業の魅力が伝わりそうな瞬間を逃すまいと、真剣な表情でシャッターチャンスを狙う様子が見られたほか、バックホウの試乗体験もあり楽しそうだった。
 次に、㈱センコー企画(大分市)が行っている大分川の管理で堤防除草の現場を訪問した。杉本隆工事部長が、景観のみが目的ではない堤防除草の必要性や、現場で活躍する機械について説明。生徒は、除草にリモコン操作の機械が使われていることに驚き、稼働する様子を興味深く見学した。
 また、機械の操作体験や空調服の試着体験も行われ、生徒同士で写真撮影する場面も見られた。
 参加した生徒は「普段、工事現場に立ち入って見ることができない貴重な機械に触れて、大変興味を持った」と感想を述べた。
 撮影した写真は、弊紙に掲載、特設SNSアカウントでの掲載のほか写真展などを予定している。
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