大分建設新聞

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合同で防災実動訓練 別府市上下水道局無料

行政・統計・データ別国地区
2024年08月16日
 別府市上下水道局(松屋益治郎局長)は7日、市管工事協同組合(志賀敏夫理事長)や県企業局と合同で、地震による配水管破裂、漏水が発生した場合に備えた情報伝達、給水所の設営、水道管の応急復旧などの防災実動訓練をした。今年で18回目。
 四国沖を震源域とする地震が発生し、別府市内でも震度5弱の揺れで、朝見水系・鮎返配水池系の配水管が破裂し、上原町・青山町および野口原町で断水が発生した、また湯布院町中川付近で重油を配送中の軽トラックが水路に転落し、水路から大分川に重油3000㍑が流出、朝見浄水場に流れ込む危険性がある―という想定で行われ、委託業者なども含めて約30人が参加した。
 訓練は、災害発生のアナウンスが流されると速やかに災害対策本部会議が開かれ、各部署からの報告や被害状況を共有。続けて、場所を屋外駐車場に移し、応急給水訓練として、給水車から給水タンク(1㌧)への水の移送、仮設給水所の設置、非常用給水袋(6㍑用)などへの給水、袋を背負えるようリュック型にする肩紐の取り付け方法などが行われた。
 また、市管工事協同組合とともに、地中の水道管が破損・漏水し、道路から水が吹き上がっている箇所があると想定し、管の修復作業を手早く行う応急復旧訓練も実施された。
 訓練に参加した関係団体は次の通り。(順不同)
▽別府市管工事協同組合、九州総合サービス㈱、東伸エンジニアリング㈱。
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