大分建設新聞

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業務は基本を忠実に 県警備業協が安全大会無料

行事・講習会・表彰大分地区
2024年07月30日
 県警備業協会は26日、大分市内で2024年度の労働安全衛生大会を開いた。参加者らは業務上の安全、講演を通じて熱中症対策の知識を深めるなど、今年度におけるゼロ災達成を誓った。
 会には、会員35社を含む37人が出席。但馬英二会長が「業務の都合上、野外や道路上の作業が多くなる。車との接触は、もらい事故など予測不能な避けようのない事例も多い。しかし『自分は大丈夫』という安全への慢心は、キャリアを積んだベテランほど抱きやすい。事故を防ぐために、基本を忠実に業務に当たろう」と呼び掛けた。
 講演では、大分労働基準監督署の小野伸太郎健康安全課長補佐が、県内の労働災害の現状と警備業の労働災害防止対策について、県内警備業では、過去10年間で2人の死亡者が発生、いずれもトラックとの接触だった。また、60歳以上の高齢者で被災者の割合が全産業と比較しても突出しており、過去3年間での熱中症発生状況(休業0~3日を含む)は11人だったと報告。
 小野課長補佐は「炎天下での交通誘導が増えるこの時期、特に熱中症対策してほしい」と述べた。
 表彰は次の通り。
 ◇労働安全衛生・労働災害防止標語
▽優秀者=大平孝、柴田環(以上、㈱大分ビル美装)、江川浩之(大分ビルサービス㈱)。
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