県道路舗装協会は９日、大分市内で２０２４年度の安全大会と道路舗装技術講習会を開いた。
　大会および講習会には、官公庁、協会員の技術者など約１４０人が出席。阿南宣弘会長が「安全に対する情報を全員で共有し、安全意識の向上を図りたい」とあいさつ。
　大分労働局労働基準部の嶋田高彰課長が、昨年、深刻だった死亡災害が現段階では発生していないこと、４日以上の休業死傷者数も同時期より10人減少している―など「今後も強い意思で労働災害ゼロの継続を」と話し、県土木建築部工事検査室の四嶋信一室長が「受発注者双方で安全意識の向上に取り組みたい」と祝辞を述べた。
　講話で、嶋田課長は労災発生状況と死亡災害の撲滅や熱中症災害防止、第14次労働災害防止計画の推進などを説明。続いて、大分地方気象台の樋口文雄リスクコミュニケーション推進官は、大雨災害の特徴と傾向、道路災害防止のために活用できる防災気象情報、線状降水帯や南海トラフ地震の動画などで説明した。
　最後に、㈱安東建設の古長大典さんが「安全と健康は全てにおいて優先することを改めて確認し、労働災害防止と快適な職場環境づくりを、全員一丸となって推進する」と安全宣言して、会を締めくくった。
　受賞者は次の通り。
▽佐藤一也（朝日工業テクノス㈱）、古長大典（㈱安東建設）、後藤隆司（㈱エムズプランニング）、阿部友也（㈱小野明組）、橋本良（広域建設㈲）、板倉直樹（後藤建設㈱）、川﨑英士（柴田建設㈱）、中野保（㈱末宗組）、田原憲昭（末宗建設㈱）、岡上真士（谷川建設工業㈱）、髙木一将（利光建設工業㈱）、甲斐憲治（㈱友岡組）、首藤栄樹（㈱友岡建設）井上崇志（西日本土木㈱）、家安潤治（㈱日建総合建設）、佐藤博（㈱松井組）、首藤篤裕（三浦国土建設㈱）。