25年9月登録目指す 世界かんがい遺産〈竹田市〉無料
行事・講習会・表彰豊肥地区
2024年07月16日
竹田市は、竹田地域土地改良推進協議会(6土地改良区で構成)とともに、市内のかんがい施設21カ所を対象に、世界かんがい施設遺産に登録する事業を始めた。10日、市総合文化ホールで竹田市世界かんがい施設遺産登録推進実行委員会の設立総会を開いた。2025年9月の認定を目指す。
世界かんがい施設遺産とは、建設から100年以上経過して農業の発展に貢献した、歴史的・技術的・社会的価値の高い施設をいう。適切な保全に資するために、国際かんがい排水委員会(ICID=1950年インドで設立、82の国・地域が加盟)が認定する2014年創設の制度。世界では19カ所161施設が登録し、国内では51施設、九州で6施設、県内では宇佐市の1施設となっている。
竹田市内には、城原井路(竣工1662年)や音無井路(同1892年)などの水路や、若宮井路笹無田水路橋(同1901年)、明正井路第一拱石橋(同19年)など、石造の水路橋が数多く残されている。
総会には、土居昌弘市長、県・市の農政職員をはじめ、地元の有識者、県議ら来賓を含む約50人が出席。
土居市長が「先人から受け継いだ貴重な財産を後世に引き継ぐため、世界遺産の登録を目指す」とあいさつ。
豊肥振興局の清水豊局長が「登録は市民の誇りとなり、地域農業の発展につながる」、県土地改良事業団体連合会の義経賢二会長は「教育・観光・地域づくりなど多くの効果が期待できる」と述べた。
議事で、役員には、会長に土居市長、副会長に佐藤慶一荻柏原土地改良区理事長を選出。今年度の事業計画は、先進地視察、県への推薦依頼などのほか、教育イベントの開催など、2025年度は農業・観光分野でのイベント開催などを予定している。
また、基調講演では、京都大学大学院農学研究科・濱武英准教授が「世界かんがい施設遺産認定に向けて」と題し、今後の取り組みの在り方などについて説明。また、宇佐市経済部耕地課の栗林宏明主幹が、宇佐のかんがい用水群について詳しく話した。
世界かんがい施設遺産とは、建設から100年以上経過して農業の発展に貢献した、歴史的・技術的・社会的価値の高い施設をいう。適切な保全に資するために、国際かんがい排水委員会(ICID=1950年インドで設立、82の国・地域が加盟)が認定する2014年創設の制度。世界では19カ所161施設が登録し、国内では51施設、九州で6施設、県内では宇佐市の1施設となっている。
竹田市内には、城原井路(竣工1662年)や音無井路(同1892年)などの水路や、若宮井路笹無田水路橋(同1901年)、明正井路第一拱石橋(同19年)など、石造の水路橋が数多く残されている。
総会には、土居昌弘市長、県・市の農政職員をはじめ、地元の有識者、県議ら来賓を含む約50人が出席。
土居市長が「先人から受け継いだ貴重な財産を後世に引き継ぐため、世界遺産の登録を目指す」とあいさつ。
豊肥振興局の清水豊局長が「登録は市民の誇りとなり、地域農業の発展につながる」、県土地改良事業団体連合会の義経賢二会長は「教育・観光・地域づくりなど多くの効果が期待できる」と述べた。
議事で、役員には、会長に土居市長、副会長に佐藤慶一荻柏原土地改良区理事長を選出。今年度の事業計画は、先進地視察、県への推薦依頼などのほか、教育イベントの開催など、2025年度は農業・観光分野でのイベント開催などを予定している。
また、基調講演では、京都大学大学院農学研究科・濱武英准教授が「世界かんがい施設遺産認定に向けて」と題し、今後の取り組みの在り方などについて説明。また、宇佐市経済部耕地課の栗林宏明主幹が、宇佐のかんがい用水群について詳しく話した。