別府市は10日、市内で来春卒業の高校生を対象にした「べっぷ就職お仕事フェア２０２４」を開いた。別府市で働きたい高校生のための合同企業説明会で、高校生たちは各社が設けたブースを周り、担当者から仕事や採用に関する話を直接聞いた。
　説明会は、高校生向けの企業求人が開始される７月１日に合わせ、毎年夏に開催されている。今年は過去最多の31社が参加し、会場には来春卒業の高校生60人や保護者らが来場した。高校生たちは興味を持つ企業のブースを周り、資料を受け取ったり、採用担当者から直接話を聞くなどして地元に就職する意識を高めていた。
　企業参加した㈲大分ルーフテックの小城崇宜社長は「説明会の参加は今回が初めて。地元で働きたい高校生たちを、積極的に採用していきたい」と話した。隆テック㈱（蒲原浩隆社長）の採用担当、今村真里花さんは「参加は２回目。新卒採用歴もあることをしっかり伝えていきたい」と、積極的なＰＲを行っていた。
　また、三光建設工業㈱の須賀庸夫総務部長は「別府市は工業高校がなく、就職を目指す場合、普通科卒からのスタートとなる場合が多い。入社してからの勉強や資格取得となるため、何よりやる気がある、若い力を採用したい」と語った。
　市では12月に、大学生・転職・ＵＩＪターン就職希望者を対象とした、同様のイベント開催を予定している。
　参加した関係企業は次の通り。（順不同）
▽旭環境管理㈱▽㈲大分ルーフテック▽三光建設工業㈱▽長幸建設㈱▽㈱大和総検▽隆テック㈱。