大分建設新聞

ニュース記事

事業増で人材確保 国東市へ提案〈国東支部〉無料

行政・統計・データ別国地区
2024年07月02日
 大建協国東支部(吉田徹哉支部長)は6月26日、国東市の松井督治市長を訪ね、市内各所で道路改良など必要な51カ所をまとめた事業提案書を手渡した。
 提案書は、武蔵、安岐、国東、国見地域を熟知している各地域担当の副支部長と建築担当副支部長が自ら地域を回り、道路改良などが必要な箇所を拾い出し、現地の写真撮影と地元区長や住民から声を聞き、工事に携わる側からの改善提案、地元からの要望がまとめられいる。必要箇所は、継続要望と新規があり、国東で13カ所、安岐で19カ所、武蔵で17カ所、国見で18カ所、建築で2カ所の計51カ所。
 吉田支部長が「梅雨時期であり、私たちは災害が発生した際は、すぐに駆け付けられる体制を取っている。しかし、地域を守るためには人材確保が必要であり、安定的な発注をお願いしたい」とあいさつ。
 各副支部長が▽道路が狭いので離合が困難、拡幅検討を▽段差があり、危険なので解消を▽見通しが悪い箇所の改良を▽舗装の傷みが多いので舗装発注を―など各提案箇所を細かく説明。これを受けて松井市長や市担当者から発注状況の回答、提案内容について質問があった。
 また、イノシシやシカの被害についての話し合いもあり、共に解決策を模索するとした。
 松井市長は「道路では六郷満山の各名所をぐるっと回れるような、周遊道路が必要だ。そうなれば国東市での滞在時間も増える。点でしかない観光地を線で結ぶため協力いただきたい」と話した。
 国東支部では社会資本整備の着実な推進のため、事業提案を市と国東土木事務所へ行っている。
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP