大分建設新聞

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小さな危険も見逃さない 佐伯建設が安全大会無料

行事・講習会・表彰大分地区
2024年07月01日
 ㈱佐伯建設(大分市)は6月26日、同社で第60回安全大会を開いた。
 大会には、社員、協力会社から約140人が参加。川崎栄一社長が「気温も上昇し、労働災害発生リスクが高まりつつある。協力会社と情報共有し安全意識を高めて、災害がない現場にしよう」と要請した。
 大分労働基準監督署の池辺雅文署長が、県内の労働災害発生状況など話したほか「女性活躍が地域のモデルになり、健康経営を目指した企業に」と呼び掛けた。
 安全衛生推進会である大分大和会の佐藤佳郁会長は「安全かつ健全な経営、完全週休2日制を実施するには、元請けと協力会社がよい関係を築くことが大切」とあいさつ。
 続いて安全衛生優秀表彰では、8人の職長と3事業所が表彰された。代表して㈱エンワの大石雅宏さんが「夢と若さと熱意を持って安全作業に努めて社会貢献する」など謝辞を述べた。
 講演では、大分労基署の佐田憲昭副署長が「建設業における労働災害防止 ヒューマンエラー対策」で、土木・建築・電気通信・機器器具設置工事で実際に起こった事故を挙げて、原因と対策などについて詳しく説明をした。
 安全品質環境部の大久保雄一課長が「2024年STOP!熱中症」と題し、熱中症を症状と状況から分析し、予防と対策を説明。講演後に理解度判定テストを行った。
 最後に、同社土木工事部の木村泰貴さんが安全の誓いを読み上げ、同社戸髙秀一建築本部長が閉会の言葉で会を締めくくった。
 受賞者は次の通り。
▽優秀職長=大石雅宏(㈱エンワ)、広田祥梧(DAIKOホールディングス㈱)、井上純也(㈲旛山建工)、藤尾翔太(㈱佐藤塗工)、宮崎秀男(㈲環境プラント)、加藤大輔(㈲新九州)、小平俊哉(協栄工業㈱)、梶村保友(日成ビルド工業㈱大分支店)
▽優秀事業所=㈲坂西工務店、㈲新九州、協栄工業㈱。
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