㈱平野工務店（別府市、堺信一郎社長）は12日、市内のホテルで２０２４年度の安全大会を開いた。協力会社１０６社を含む社員など１４２人が参加した。
　初めに安全衛生協力会の小城崇宜会長（㈲大分ルーフテック社長）が「今年は熱中症の危険度も非常に高くなっている。現場管理者は十分な対策を」と呼び掛けた。
　続けて、堺社長が「建設業の重要性が高まる中、全員で労働災害の撲滅に取り組まねばならない。体調管理と現場の安全管理を徹底していこう」と決意を述べた。
　プログラムでは、赤嶺誠司工務部長が昨年度の安全パトロールの報告、また安全優秀従業者、安全優良現場代理人、安全標語などの表彰が行われ、安全宣言を営業部の都学志さんが力強く読み上げた。
　特別講演では、元女優で人材育成トレーナーの講師・仲野綾花さんが、アンガーマネジメント（怒りのコントロール）を生かした「現場の安全につながるコミュニケーション術」を講演。全員が参加できる簡単なレクリエーションを通じて、現場の安全意識を高めた。
　受賞者は次の通り。（敬称略）
▽安全優秀従業者＝萩尾光寿（小野建㈱）、幸重行（㈱クリーン・アップ）、藤野航大（㈱大島電設）
▽令和５年度安全パトロール優秀現場表彰＝別府さほ歯科クリニック新築工事（吉田幸弘、㈱平野工務店）
▽安全優良現場代理人＝由布院別荘新築工事（稲吉智紀、同）
▽安全標語優秀者＝清松大統（清松総合鐵工㈱）、阿部太一（㈱七輝電気）、坂口博美（大分中央生コンクリート協同組合）。