大分建設新聞

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i―Conはじめの一歩体験会 県土木建築部無料

行事・講習会・表彰県内全域
2024年06月17日
 県土木建築部は12・13日の2日間、県内の建設現場の生産性向上を目的とする、ICT活用工事や建機を身近に感じてもらうための「i―Construcionはじめの一歩体験会」を開いた。
 体験会は、政府指針における「建設現場の生産性向上を2025年までに2割引き上げる」まで、残り1年を切ったことから、導入が推進されているICT建機をもっと身近に感じてもらい、導入へのきっかけを掴んでもらおうと企画されたもの。
 体験会には、両日で40人が参加。講師をCONTACT(㈱トプコン、福井コンピュータ㈱など建機を扱う企業6社でつくられた団体)が務めた。
 午前中は座学で、「ICT活用のプロセスの中で、最も難しい」との声が多い、3次元設計データの基礎知識を学び、講師が指導の下、実際のデータ作成作業を体験した。午後からは、会場を別府市境川の特設会場に移し、実際のICT建機を体験。ICT機器を付けたバックホウや杭ナビショベルを試乗したほか、タブレットとQRコードによる点群測量、地形を丸ごとスキャニングできる新型レーザースキャナーを体験するなどした。
 県はICT建設機械の導入経費を一部補助する制度(県建設産業DX推進事業)も実施しており、5月10日より一次募集を開始している。先着順で選定を行うため、ぜひ早めに検討してほしいと呼び掛けている。詳しくは県ホームページなどで確認を。
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